昆虫食デメリットメリット
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やっぱり最初は気持ち悪い。半年間昆虫食を試してわかった5つのこと

こんにちは。関西から昆虫食情報を発信している祐です。今回は昆虫食初心者の私が、この半年間昆虫食と向き合ってわかった5つのことをご紹介します。昆虫食のメリットでもありデメリットでもあることを赤裸々にお伝えできたらと思っています。あくまで私個人の見解ですが、昆虫食に興味がある方のご参考になればと思います。

▼ 目次

  • やっぱり「見た目が気持ち悪い」
  • 自分でも驚き「慣れると自然に食べられる」
  • 気軽には買えない「昆虫食は単価が高い」
  • 「栄養素が豊富・栄養価が高い」スペックの高さは折り紙つき
  • 世界的・歴史的にみても「昆虫食の可能性は無限大」
  • まとめ

やっぱり「見た目が気持ち悪い」

いきなりですが1つ目はやっぱり「見た目が気持ち悪い」ことです。これは昆虫食初心者には避けられない要素です。いくら栄養源として可能性のある資源だと国連が言っても、やはり心情的に気持ち悪いものは気持ち悪いです。

私が知人に昆虫食を勧めても、第一印象で否定的な反応が多かったのは事実です。昆虫を食べたことがない人が、動いている虫をみて食欲が湧くことは、まずないでしょう。

食用昆虫科学研究会の理事長である佐伯真二郎さんでさえも、最初は昆虫食を「いや、こんなの食べたくないよ」と思ったそうです。でも、安心してください。わかったこと2つ目は、

自分でも驚き「慣れると自然に食べられる」

気持ち悪さは自然と慣れる
昆虫食を試してみて1番驚いたことは「慣れのすごさ」です。

昆虫食専門の会社であるTAKEOのライターをしている私ですが、実は何よりも虫が苦手でした。はじめて昆虫食を手にした際は、幼虫が入った袋に触れるだけで悲鳴をあげていたほどです。

ですが、理性に反し嫌々ながらも食べ慣らしていくと、数ヶ月で徐々にネガティブな感情がわかなくなりました。今では抵抗なく普通に食べることができます。昆虫食は、慣れると自然に食べられるようになるのです。

友人にも昆虫食を試食し続けてもらったのですが、昆虫食に対する抵抗が徐々に薄れていくのを感じ取れました。それだけではなく、昆虫食に慣れていく友人は、昆虫食が持つ栄養価の高さや、将来の可能性に対して理解を示してくれるほどに変わったのです。

人は皆、偏見という色のついたメガネで物事を見ています。すると自分では気づかないうちに、本当の良さまでも見えなくなってしまいます。生理的に受け入れられないものでも、自分の感覚をあまり信用せず、時間をかけて向き合ってみてください。最初は嫌だったものでも自然と慣れてしまうものです。

気軽には買えない「昆虫食は単価が高い」

昆虫食の価格が高い
わかったこと3つ目は「昆虫食は単価が高い」ということです。現在、日本では昆虫食の単価が非常に高く、数百円で気軽に買えるという現状にはありません。市販の昆虫食を買おうとすると平均で1,000円以上はかかってしまいます。TAKEOでも乾燥コオロギ15gで1,180円(税込)です。

昆虫食の単価が高い理由は、「昆虫食のニーズがまだ低く、流通量も少ない状態だから」と私は考えています。昆虫が一般的に食べられていない現在は、その生産量も多くなく、どうしても単価は高くなってしまいます。

また、大阪の「なんば赤狼」のように食の安心安全を徹底しようと考えた場合は、価格の安い中国産の昆虫を取り扱うのではなく、しっかり衛生管理が保証されているタイ産を利用しなくてはいけません。単価が高いことは高い価値があるということでもあるのです。現在の昆虫食は気軽に楽しむ食品というよりも、高価な珍味として楽しまれていると思います。

「栄養素が豊富・栄養価が高い」スペックの高さは折り紙つき

昆虫食は栄養価が高い
昆虫食の優秀な点は、なによりも栄養素です。高タンパク、低脂質、低炭水化物、必須アミノ酸含有とスペックの高さは折り紙つき。脂質は低いだけでなく、そのなかに含まれている脂肪は、燃焼されやすいオメガ脂肪酸です。コレステロール・中性脂肪を下げる働きがあり、動脈硬化・心筋梗塞の予防になるとも言われています。

また、タンパク質の含有量は、牛肉100g当たり約22gに対して、コオロギ100g当たり約67gというありえないほど高いスコアを叩き出しています。

67gのタンパク質を取ろうとすると結構たいへんです。プロテインならば約3杯、鶏ムネ肉なら約300g、牛乳は約2リットルを摂取しないといけません。昆虫食はタンパク質が不足している現代人へおすすめできる食材なのです。

この栄養素の素晴らしさには、スポーツ業界も無視できなくなっているようです。佐伯真二郎さんのお話では、昆虫食の試食イベントに筋肉隆々のアスリートが、昆虫食の可能性を調査しに訪れたそうです。アスリートは珍しいものでも、それが「効果的ならば取り入れてみよう」というハングリー精神があるとのことです。昆虫食は、アスリートだけでなく健康を気にしている人やダイエット中の人にも非常に魅力的なスーパーフードなのです。

世界的・歴史的にみても「昆虫食の可能性は無限大」

半年でわかったことの最後は、昆虫食の可能性に「世界が動いている」ということです。国連は将来の食糧危機に備え、栄養源として昆虫食を推奨しています。またEUでは2018年から、本格的な昆虫食自由貿易がはじまります。昆虫食は、興味本位のゲテモノや、おもしろパーティーグッズの域を超え、栄養源として世界中で真剣に導入され始めているのです。

さらに、昆虫食に馴染みのない人にとって、昆虫食は新しい試みのように思えるかもしれませんが、実は歴史的にみても昆虫食は頻繁に食べられていました。日本において昆虫は平安時代から戦後まで食べられていたことが記録されているそうです。

私たちは、戦後高度経済成長期の数十年間だけ昆虫食から離れていただけなのかもしれません。昆虫食は、今世界で注目されている食品であり、日本においては昔から親しまれている食品だったのです。

まとめ

今回は昆虫食初心者の私が、半年間昆虫食を試してわかった5つのことを紹介しました。昆虫食と向き合ってみた感想を一言でいうと「もったいない」です。

昆虫食は、最初誰しもが「気持ち悪い」と感じますが、安心してください。驚くほどのスピードで慣れ、自然と抵抗がなくなります。現在は単価が高いですが、それには様々な理由があります。価格だけでなくその価値に注目してください。「栄養素が豊富で栄養価が高い」というスペックの高さは折り紙つきで、健康のためだけでなく、ダイエット、スポーツ選手の体づくりに効果的なスーパーフード。その価値に世界中が注目しており、日本においては昔から親しまれている身近な食品だったのです。

この記事を書いた人

】1987年生まれ31歳 男
大学で英文科を卒業後、専門学校で宗教学を学ぶ。ボランティア活動等に積極的に参加し、様々な国際交流により、グローバルな視点で文化を考察するのが好き。現在、シンガポール人と、中国系ニュージーランド人と暮らしている。

仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマン、アメコミ等が大好き。

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